氏族の守護神と、出生から一生を守護する産土神

氏族の守護神と、出生から一生を守護する産土神

氏神さま・産土さま

氏神さまは、一族が共同でお祀りする神さま(血縁的な神)のことをいいます。氏神様は元来が、その氏族の祖神様(おやがみさま)や、その祖神様が尊信される守護神のことで、祖先にもつながる神様です。厳密には「氏一族の祖先神・守護神」という意味です。ですから藤原氏の場合は、祖先神としてアマノコヤネノミコト、守護神としてタケミカヅチノミコトを氏神とします。それらの神を祀った社が奈良の「春日大社」ですから、藤原氏の系統の一族(近衛家・九条家・西園寺家など)の氏神は春日明神となります。同様に源氏は八幡宮。平氏は厳島神社などで、伏見の稲荷大社は秦氏の氏神です。

本当の氏神さまを祀らなければそのお加護は頂けないうえに、神罰を受けることさえあります。自分の本当の氏神さまをお祀りしたければ、自分がどの氏族(藤原・源・平・橘など)に属しているのか自覚、認識しなければなりません。

産土さまとは本来、私たちが生まれた土地の神さま(地縁的な神)をいい、産土神(うぶすなのかみ)とは、それぞれの人たちが生まれた土地を開かれ、つかさどられている神様のことで、自分たちを育ててくださっておられる神さまです。

鎮守さまとは、一定の土地に住む人々や建物を守護する神さまのことを指し、その土地々々を安鎮守護せられる神のことです。昔、あつい信仰をささげる御神威の高い神様を、お招き申し上げて鎮守さまとしてまつることもありました。

このような神さまに対して、私たちは産子(うぶこ)・氏子(うじこ)と呼ばれます。



氏神に侘び、氏神さまに命と事業を救われた実例

ある地方都市の中堅企業の社長婦人で、私の母の友人でもあるAさんに実際に起きた氏神さまの御神威をお示しになられた出来事です。

そのAさんとは、私が幼いころから家族ぐるみで親しくお付き合いをさせていただいていました。

Aさんは豪勢なお屋敷に住まい、ご主人の事業も順調に発展しておりましたが、ある時点を境に、急速に運に見放されたかのように、不幸や災難に次々に見舞われるようになり、あげくの果てには、当家にお金を借りにこられるまでになりました。

Aさんの不幸はそれにとどまらず、咽頭に癌が出来て、声を失う手術を受けなければならないことになりました。

これは、ただ事ではないと、察知した私の父が、U八幡宮の御託宣(ごたくせん)をうかがってみますと、

Aさんが、悪意もなく純粋に良かれと思ってしていた行為が、実は色々な問題を引き起こしていることが判明しました。

ひとつは、お屋敷にお祀りしている立派なお社のお稲荷さまでした。お稲荷さまは、お祀りの仕方を一つでも誤ると、とても恐ろしい存在なのです。

もうひとつは、そのころ、Aさんが近くのお地蔵さまへよく出かけては、熱心にお百度参りをしていたことでした。

もう一つは、古来由緒正しきご先祖さまの氏神さまを一度もお祀りせず、近くの有名な神社のお札を氏神さまと思って神棚に祀っていたことでした。

各局は、原因をつかむことができたわけですから、Aさん夫妻は、最後の望みをかけて、方位方角の吉日を選び、1泊2日の時間をとって、氏族の本当の祖神様(おやがみさま)にお詫びと、正式祈願にいかれました。

祈願から戻って、Aさんが病院で検査を受けたところ、跡形もなく、癌が消えており、皆で大喜びしました。

その後は、事業のほうも、大型公共事業の受注など旧に倍して発展しています。

テーマ : 心、意識、魂、生命、人間の可能性 - ジャンル : 心と身体